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1から始めるネットショップ

開業までの流れ

出店計画

1. ネット販売が得意な商品

あなたがネットで商品を売る前にその商品がネットで売れるものか吟味する必要があります。

オリジナル商品
唯一無二の商品である場合はネットで売りやすい商品です。ライバルが少ないと競争が発生しませんし、価格も自由に設定できるからです。
ただし、ブランド力が必要となります。無名の商品に高額なお金を払ってくれる人はあまりいないでしょう。
流行の商品
はやりの商品もネットで売りやすい商品といえます。
ただし、はやりの商品はライバルが多くなる傾向にあり、価格競争になりやすいです。
限定商品(期間・地域)
人は限定品に弱いです。期間限定や数量限定を確保できれば有利に販売することができます。
また、海外でしか手に入らない商品を販売できることも大きなアドバンテージになります(越境EC)。
低価格商品
他の人より安い原価で仕入れるルートを持っているなら価格競争で優位に立てます。ショッピングモールなどでは大きな武器になるでしょう。
回転が速い商品
当然のことながらあまり売れない商品よりもよく売れる商品が有利なります。
持ち運びにくい商品
持ち運びにくい商品も通販では歓迎されます。飲料水や米、家具などが該当します。これらはオムニチャネルがやりやすい商材です。
デジタルコンテンツ
デジタルコンテンツとは音楽、映像、読み物、ゲームなど無形物のことです。
これらは在庫を持たずに済みますし、梱包や発送の手間も必要ありませんのでネットショップ向けといえます。
2. 価格設定

さて、商材を決めたら価格設定をする必要があります。売れる商材と思っても利益が出なければお店として成立しません。
まず、価格設定は原価計算と市場価格を調査することから始まります。ネット販売は意外と経費が掛かりまし価格競争は激しいです。調査結果と原価から利益を予想し商品を売るかの判断を行います。
詳しくは、「価格設定」をご覧ください。

事前準備

ネットショップの種類で説明した通り出店先をまず決めましょう。

1. モール型
どこに出店するか
代表的なショッピングモールは以下の通りです。
「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」
必要な経費は初期費用、月額費用、売上手数料などがあります。
各モールの違いをよく考えて選ぶことが必要です。
2. 独自店舗

店舗を構える
モールに比べ独自店舗はちょっと複雑です。

店舗(サーバー)を設置する
この場合のサーバーとは、あなたに代わって24時間365日お店を運営してくれる専門のコンピューターのことです。通常はサーバー管理会社と契約します。
お店を登録する(ドメイン登録)
お店ができてもネット上でお店に行く方法がなければ来店することができません。
いわばネット上の住所ドメインを取得する必要があります。
ドメインとはよく見るアドレス(URL)のことです
例)http://www.netshop.co.jp/
これもサーバー管理会社で取得可能です。
決済代行
クレジット決済/コンビニ決済/代引きなどの支払いを導入する場合決済代行会社との契約が必要になります。
3. その他
必要な免許
販売する商品によっては免許が必要な場合がありますので気を付けましょう
食品の販売:食品衛生法に基づく営業許可
中古品の買い取り・販売:古物商許可
酒類の販売:通信販売酒類小売業免許
特定商取引法の表示
ネットショップでは必ず特定商取引法に基づく表記が必要となります。
販売業者/代表責任者
所在地
電話番号/電話受付時間
公開メールアドレス/ホームページURL
販売価格/商品代金以外の必要料金
引き渡し時期
お支払方法/返品・交換・キャンセル等
返品期限/返品送料

構築

モールであれ、独自店舗であれお店を構築する必要があります。

自分で作るか、業者に頼むか

出店にどれだけ時間と費用、人員をかけられるかによって違ってきます。出店までに時間が無い場合や人員が不足している場合は業者に頼む必要がありますし、予算が無い場合は自分で構築する必要があります。
また、モールで始める場合は比較的敷居が低いので構築はやりやすいと思います。しかし他店と差別化する場合は構築時から高度なノウハウが必要となります。
他にも、業者に頼む場合でも構築だけするのかその後のサポートも頼むのかによって必要な金額も変わってきます。

運用

ネットショップは運用が一番難しい

実店舗もそうですが、ネットショップの立ち上げは費用と時間をかければ誰でも行うことができますが、店舗を維持し、売り上げを向上させる運用は大変難しいものです。
最初はお客さんがちっとも来なくて焦りが出ると思いますがじっくり腰を据えて運用することが大切です。そして来客したお客さんを逃さず固定客(リピーター)にする努力が求められます。ネット上のお客は移り気が早いことを理解してください。

受注から発送はスピードが命

Amazonの「お急ぎ便」などネットショップではますますスピードが重視されています。もともと買ってすぐ使える実店舗に比べ買って使えるまで発送という時間的ロスがあるネットショップは不利です。せめて発送までは素早く行いましょう。

お問い合わせにはすぐ対応しよう

お客様からの問い合わせは即日対応が原則です。早ければ早いほど見込み客を顧客に変えるチャンスが高まります。視覚だけというネットショップの弱点を補うために問い合わせ対応を積極的に利用しましょう。

クレーム対応

クレームとは顧客の「期待水準」を下回ったときに発生します。
お客さまには様々な方がおり、多種多様な「期待水準」を持っているので、それをすべて満足させることは不可能です。
クレームを受けたら、まずは冷静に状況を把握し、迅速に問題解決をする姿勢を見せることが大切です。

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